尖形コンジローマ

 尖形コンジローマとは、あらゆる性行為によってヒトパピローマウィルスに感染し、性器や肛門の周りにカリフラワーのようなイボができる病気です。近年女性の感染が増えています。オーラルセックスで口腔内に感染すると、口腔癌の原因になるとも言われています。

[症状]
 男女ともに、性器や肛門の周囲にうすピンク色または茶色のカリフラワー状(ニワトリのトサカ状)、もしくはおわん状のイボが出ます。軽い痛みやかゆみがある場合もありますが、ほとんどの人で自覚症状はありません。
ヒトパピローマウィルスHPVに感染してから、はっきりとしたイボが出てくるまで約3ヶ月ほどかかります。しかもほとんどの感染者は無症状です。したがって、症状がないために気づかずにパートナーにうつしてしまう危険があります。

[原因]
 ヒトパピローマウィルスHPVに感染することが尖形コンジローマの原因です。あらゆる性行為によって感染します。ほんの小さな皮膚や粘膜の傷からもこのウィルスが侵入すると、感染してしまいます。

[治療]
 電気メス、レーザーで焼き切ったり、液体窒素で凍結させてイボの切除を行います。5-フルオロウラシルという軟膏を塗る方法もあります。

[受診科]
 男性;泌尿器科、皮膚科、性病科
 女性;婦人科、皮膚科、性病科

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